2013年12月29日日曜日

ZFS on CentOS 6.5

新PCにCentOS 6.5をセットアップして、 ZFS on Linux をインストールしました。
構成はこんな感じです。
  • ASRock H87E-ITX/ac
  • Intel Core i7-4770S
  • メモリ16GB
  • HGST HDT725032VLA360 x1台
  • Seagete ST3000DM001 x5台
なんでHGSTの古いディスクを使用しているかというと、Samsung SSD 840PROを起動ディスクに使用する予定が、うまく認識させることが出来なかったから。
ブート時に高頻度でストールして、しばらく待っているとタイムアウトして起動するという状態で、安定性に欠けるため今回は諦めて、急遽、退役したものを引っ張りだしてきたという訳です。

さて、 ZFS on Linux ですが、RPMが用意されていてインストールが楽になっていました。
手順は、 RHEL/CentOS/SL のページにあります。
おまけにDKMS対応になっているので、Kernelアップデート時も楽ちんです。有難いですね。

今回は、RAIDZ-2でセットアップして、bonnie++で性能を測ってみました。
# zpool status
  pool: dtpool
 state: ONLINE
  scan: none requested
config:

        NAME                                          STATE     READ WRITE CKSUM
        dtpool                                        ONLINE       0     0     0
          raidz2-0                                    ONLINE       0     0     0
            scsi-SATA_ST3000DM001-AAAAAAAAAAAA-part1  ONLINE       0     0     0
            scsi-SATA_ST3000DM001-BBBBBBBBBBBB-part1  ONLINE       0     0     0
            scsi-SATA_ST3000DM001-CCCCCCCCCCCC-part1  ONLINE       0     0     0
            scsi-SATA_ST3000DM001-DDDDDDDDDDDD-part1  ONLINE       0     0     0
            scsi-SATA_ST3000DM001-FFFFFFFFFFFF-part1  ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors
#
bonnie++の結果はこんな感じです。
# zpool sttus
$ bonnie++
〜 略 〜
Version 1.03e       ------Sequential Output------ --Sequential Input- --Random-
                    -Per Chr- --Block-- -Rewrite- -Per Chr- --Block-- --Seeks--
Machine        Size K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP  /sec %CP
abcde.locald 31208M 155581  98 484348  42 196870  22 124679  78 423075  17 148.9   0
                    ------Sequential Create------ --------Random Create--------
                    -Create-- --Read--- -Delete-- -Create-- --Read--- -Delete--
              files  /sec %CP  /sec %CP  /sec %CP  /sec %CP  /sec %CP  /sec %CP
                 16 +++++ +++ +++++ +++  7014  91 30914  94 +++++ +++ 17554  99
abcde.locald,31208M,155581,98,484348,42,196870,22,124679,78,423075,17,148.9,0,16,+++++,+++,+++++,+++,7014,91,30914,94,+++++,+++,17554,99
以前、MicroServerで計測した stripe raidz と比べると速いですね。
まあ、HDDは同じでも接続がSATA3で、CPUスペックも違うので当たり前なんですが。

2013年12月28日土曜日

FreeBSD 9.2-RELEASE(amd64) doesn't boot on KVM

Intel Atom 330で動かしているFreeBSDサーバをリプレースすべく、新しくPCを組むことにしました。
本当はC2750を使いたかったのですが、なかなか手に入らないので次のような構成にしました。
  • ASRock H87E-ITX/ac
  • Intel Core i7-4770S
  • メモリ 16GB
CentOS+KVMをホストにして、HDDをたくさん積んで色々集約する予定。
で、FreeBSDもゲストOSとして使用することにしたのですが、64bit版のインストールが出来ませんでした。 ホストOSは、こんな感じ。
  • CentOS 6.5
  • Kernel: 2.6.32-431.1.2.0.1.el6.x86_64
  • qemu: qemu-kvm-0.12.1.2-2.415.el6_5.3.x86_64
使用したインストールイメージは、FreeBSD-9.2-RELEASE-amd64-dvd1.isoです。
virt-managerを使用して、ハイパーバイザにkvmを選択、アーキテクチャにx86_64を選択すると、こんな感じでBooting...の後ろの「/」が回らないで止まってしまい、VMのCPUが使用率100%で回りっぱなしになります。


VMのCPUモデルを色々変えて試してもダメ。
ハイパーバイザをqemuにかえると、激遅ながらも辛うじてインストールは出来ましたが、インストール後のbootがこれまた遅すぎて実用にならない。10分待ってもブートしない。

しかし、ハイパーバイザkvm、アーキテクチャx86_64でも、32bit版(FreeBSD-9.2-RELEASE-i386-dvd1.iso)ならすんなりインストール出来ます。
ググると、Haswell環境に起因していそうなことはわかったのですが、今のところ解決できたという情報はなさそうです。
ちなみに、CentOS6.5(64bit)はゲストOSとして普通にインストール出来て使えています。

Haswell環境ではないですが、CentOS+KVMのゲストOSでFreeBSD-9.2-RELEASE(adm64)を使用出来ていたので、まさかはまるとは思ってませんでした。
当面は32bit版を使うしかないのかな。うーん。