2020年5月6日水曜日

ESXi 6.7でPT3をPCIパススルー

ひとまず静音対策は置いておき、TV録画環境が移行できるか確認することにします。

Linux VM上でPT3を動作させるためESXiでPCIパススルー設定をしたのですが、リブート後も「有効/再起動が必要」と表示されたままアクティブになりません。
何か対処が必要なんだろうかと、VMKernel logを確認すると下記ワーニングが記録されていました。

cpu8:2097649)WARNING: PCIPassthru: PCIPassthruAllowed:175: Device passthru not possible on this system (no PCI ACS support)
cpu8:2097649)PCIPassthru: PCIPassthruAttachDev:217: Passthru not possible on device 0000:05:00.0

ログメッセージが若干異なりますが、VMware KBにある PCI Passthrough with PCIe devices behind a non-ACS switch in vSphere (1036811) が原因のようです。
PCIのAccess Control Services(ACS)を有効にする必要があるとのこと。

BIOSで設定すればいいだろうと確認したのですが、これがなかかな分かりにくい仕様でした。
デフォルト状態だとACS設定が非表示で、AER Capを有効にするとACS設定が出現するという分かり難さ。
ACS設定の説明欄には、AER Cap設定に依存する旨の記述がありましたが、そもそも表示されてなければ設定自体があるのかどうか分からないような...。
Advanced Error Reporting (AER) capabilityとACSの関係ってよく知られているものなのかな?

ASRock X570M Pro4では、下記BIOS設定でPT3をPCIパススルーで有効化できるようになります。もちろんIOMMUは有効にしておく必要があります。
  • Advanced > AMD CBS > NBIO Common Options > Enable AER Cap : Enabled
  • Advanced > AMD CBS > NBIO Common Options > ACS Enalbed: Auto (AER有効化後のデフォルトのまま)

安定性は追々確認するとして、取り敢えずVMでPT3を利用できることは確認できました。

ちなみにカードリーダーはUSBパススルーで利用しています。
オンボードのUSBホストコントローラをPCIパススルーしてVMでUSBキーボードを利用したかったのですが、動作させることが出来ませんでした。

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