2026年3月19日木曜日

Time Machine(Tahoe 26.3.1)とsamba 4.22.4-113

少し前になりますがAlmalinux 10のsambaにTime Machine問題対応が反映されました。
sambaパッケージのBuild dateとChangelogはこんな感じ。
Build date: Wed Feb 25 09:21:26 2026

Changelog:
* Wed Dec 17 2025 Pavel Filipenský <pfilipensky@samba.org> - 0:4.22.4-107
  - Fix Time Machine backup
アップデートし、Mac(Tahoe 26.3.1)でTime Machineの設定をしたところバックアップが失敗。
バックアップ先に「端末名.sparsebundle」が出来たので濁点問題か?と
下記の手順でボリューム名を変更したところ解決。
  1. Finderでsambaに接続し、バックアップ先のフォルダを開く。
  2. 「端末名.sparsebundle」のファイルをダブルクリックしてマウントする。
  3. Finderの左メニューでボリューム名(〜のバックアップ)を確認し、ボリューム名を右クリックして「名前の変更」を行う。
unicode正規化形式が原因なので、ボリューム名は無難に英数記号にしておきました。
しばらく経ちますが特に問題はないようです。

参考URL)

2026年2月8日日曜日

Open WebUI with Ollama

遅まきながらLLMを触ってみようとOllama、Open WebUIをインストールしてみます。
Ollamaはホストローカルに、Open WebUIはDockerコンテナとして構築します。
# NVIDIA DGX Sparkが発表当初$3000で待ってたのですが発売遅れと値上がりで...。

環境は下記、GPUをパススルーした仮想マシンです。
RTX 4070なのでVRAMは12GB。
VRAM容量が多いGPUが欲しいところですが昨今値上がりが激しくて手が出ません。
  • vCPU: 8
  • Memory: 32GB
  • GPU: GeForce RTX 4070 SUPER
  • OS: ubuntu 24.04.3

CUDA ToolkitとDriverのインストール
CUDA ToolkitとDriverは公式ドキュメントの通りに下記を実行。
DriverはOpen kernel moduleを入れました。
$ wget https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu2404/x86_64/cuda-keyring_1.1-1_all.deb
$ sudo dpkg -i cuda-keyring_1.1-1_all.deb
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install cuda-toolkit-13-1
$
$ sudo apt-get install -y nvidia-open
確認
$ nvidia-smi
Sun Feb  8 20:11:15 2026       
+-----------------------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 590.48.01              Driver Version: 590.48.01      CUDA Version: 13.1     |
+-----------------------------------------+------------------------+----------------------+
| GPU  Name                 Persistence-M | Bus-Id          Disp.A | Volatile Uncorr. ECC |
| Fan  Temp   Perf          Pwr:Usage/Cap |           Memory-Usage | GPU-Util  Compute M. |
|                                         |                        |               MIG M. |
|=========================================+========================+======================|
|   0  NVIDIA GeForce RTX 4070 ...    On  |   00000000:02:05.0 Off |                  N/A |
|  0%   28C    P8             15W /  220W |       1MiB /  12282MiB |      0%      Default |
|                                         |                        |                  N/A |
+-----------------------------------------+------------------------+----------------------+
  
+-----------------------------------------------------------------------------------------+
| Processes:                                                                              |
|  GPU   GI   CI              PID   Type   Process name                        GPU Memory |
|        ID   ID                                                               Usage      |
|=========================================================================================|
|  No running processes found                                                             |
+-----------------------------------------------------------------------------------------+
$

Ollamaのインストール
公式ドキュメントに書いてある通り、下記を実行。
$ curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
>>> Installing ollama to /usr/local
>>> Downloading ollama-linux-amd64.tar.zst
######################################################################## 100.0%
>>> Creating ollama user...
>>> Adding ollama user to render group...
>>> Adding ollama user to video group...
>>> Adding current user to ollama group...
>>> Creating ollama systemd service...
>>> Enabling and starting ollama service...
Created symlink /etc/systemd/system/default.target.wants/ollama.service → /etc/systemd/system/ollama.service.
>>> NVIDIA GPU installed.
$
確認とモデル実行
モデルはgemma3:12bを動かしてみます。
$ ollama --version
ollama version is 0.15.5

$ ollama run gemma3:12b
 :
>>> こんにちは
こんにちは!何かお手伝いできることはありますか? 😊


>>> /?
Available Commands:
  /set            Set session variables
  /show           Show model information
  /load    Load a session or model
  /save    Save your current session
  /clear          Clear session context
  /bye            Exit
  /?, /help       Help for a command
  /? shortcuts    Help for keyboard shortcuts

Use """ to begin a multi-line message.
Use /path/to/file to include .jpg, .png, or .webp images.

>>> /bye
$
Olamaサービスのバインドアドレス変更
サービス設定のデフォルトではlocalhost:11434にバインドされます。
今回、Open WebUIはDockerコンテナを利用します。
コンテナからOllamaに接続できるように下記の設定を/etc/systemd/system/ollama.serviceの[Service]セクションに追加します。
[Service]
Environment="OLLAMA_HOST=0.0.0.0"
設定反映と確認
$ ss -lntp |grep 11434
LISTEN 0      4096       127.0.0.1:11434      0.0.0.0:*    users:(("ollama",pid=2505,fd=3))
$

$ sudo systemctl daemon-reload
$ sudo systemctl restart ollama

$ ss -lntp |grep 11434
LISTEN 0      4096               *:11434            *:*     users:(("ollama",pid=3505,fd=3))
$

Open WebUIのインストール
Docker Composeで設定します。
公式ドキュメントのサンプルにextra_hostsの定義を追加して、コンテナとホストが通信できるようにします。
$ mkdir ~/OpenWebUI
$ cd ~/OpenWebUI
$ tee docker-compose.yml <<EOF
services:
  openwebui:
    image: ghcr.io/open-webui/open-webui:main
    ports:
      - "3000:8080"
    volumes:
      - open-webui:/app/backend/data
    extra_hosts:
      - "host.docker.internal:host-gateway"
volumes:
  open-webui:
EOF
$
$ docker compose up -d

ひとまず完成、http://IPアドレス:3000/でOpen WebUIにアクセスできます。
最初のアクセス時に初期設定があり、アカウント登録して利用開始となります。

参考)

2026年1月18日日曜日

Time Machine (macOS Tahoe 26.2) とsamba 4.22.4

ファイルサーバの動作が安定してきたのでMacのバックアップ(Time Machine)をsambaに取ろうと設定したのですがうまく動作しませんでした。
環境は下記。
  • Linux: AlmaLinux 10.1
  • Linux: samba 4.22.4
  • macOS: Tahoe 26.2
ダイアログのメッセージだと失敗した事しかわからないので、Time Machineのログが取れないかと調べるとlog streamでリアルタイムのログが確認できるとのこと。
log stream --level debug --predicate 'subsystem == "com.apple.TimeMachine"' --style compact

眺めていると下記のようなNSPOSIXErrorDomainでの「Permission denied」が頻繁に起きている様子。
[com.apple.TimeMachine:TMDisk] attrVolumeWithMountPoint 'file:///Volumes/.timemachine/n.n.n.n/xxxxxxxx/TimeMachine/' failed, error: Error Domain=NSPOSIXErrorDomain Code=13 "Permission denied"
# n.n.n.nはファイルサーバのIPアドレス。xxxxxxxxはUUIDっぽいもの。


POSIX関連で何か変更があったのかと調べると、TahoeでSMB共有でのPOSIX互換の厳格化とsamba vfs_fruitモジュールからposix_renameの削除が影響しているようです。
Samba 4.22.6以降または4.23.3以降で修正されたようです。
個別に入れるのは面倒なのでAlmaLinuxでのsambaアップデートを待ちます。

参考URL)

WD80EAZZ故障

昨年11月、8台でzfs利用していたWD80EAZZが2台故障した。
1台故障しresilver後9日で2台目が故障。
1台目の通電が27569時間くらいなので3年2ヶ月弱。
だいたい3年経過すると一部故障し、残りは長く持ってくれることが多いのでこんなものでしょうかね。

WD80EAAZに入れ替えましたが、HDD値上がり始めていたのでお財布に厳しかった。
今日(2026/1/18)、WD80EAAZの値段を確認すると安値でも約三万とまた一段上がったようでPCパーツの値上がりが酷いですね。

2025年9月23日火曜日

ST20000DM001購入

raidz2用にST20000DM001を8台購入。
TB単価で選びましたがお財布に厳しい...。
8TB,10TBモデルもだいぶ高くなってますね。

2025年1月13日月曜日

XikeStor SKS8300-8X 購入

ロゴが八丁に見える激安SFP+ 8portスイッチ、XikeStor SKS8300-8Xを購入。
AliExpressで約1.5万円也。
ちなみに筐体裏側に初期設定情報(アカウントとパスワード、IPアドレス)の記載があります。

マニュアル、ファームウェア等は製品ページからアクセスできますが、Webサイトでリンク切れのページがあったりしてイマイチ信頼性がないというか…。
About Us, Company ProfileがNot Foundになるのはどうなの?と思う。
# クローズド環境で利用することにしました。

DACに関しては、デフォルトのままで認識するものとしないものがあるようです。
自動認識しないものも「Port 10G Mode」設定をfiber-autoからdac-xxに変更すれば、認識するようになります。
ただし、DACを利用する場合はfiber-autoのままで認識する場合もdac-xxに変更した方が良さそうです。

しばらく運用していてpingのレイテンシの悪化(500ms)やドロップが不定期に発生する事象が出ていましたが、 fiber-autoで認識していたDACの設定をdac-xxに変更したところ安定するようになりましたので。

参考URL)

2024年10月11日金曜日

Keychron K7 Max QMK/VIA JIS配列購入

Keychron K7 Max QMK/VIAのJIS配列、RGBライト、赤軸モデルを買いました。
製品紹介のキー配置で気になったことがあり結構悩んでから購入しました。
キートップの印字からは「¥」キーを単独で押すと「|」が入力されるように見えませんか?
「¥」キーを単独で押した場合とShiftキーとの組み合わせで入力される文字が逆なのではないかと。

結局、「¥」キーは単独で押すと正しく「\」が、Shiftキーと同時押しで「|」が入力されたので問題なかったのですが、なんか並びのキーと印字が違うような気がして違和感があります。
同様に、左上の「ESC、半角/全角」キーは、単独で押すと「半角/全角」として機能しそうに見えますが「ESC」として機能します。
また、右Shiftキーは、「↑」として機能しました。

このキーボードは、QMK/VIAに対応していてキーマップの変更をキーボードに記憶させておくことができます。 (この機能があるから多少キーマップがおかしくても変更できるかなと考えていたのですが、Shiftキー同時押しのキーアサイン変更はできないようです)

キーマップの変更は How To Use Launcher To Program Your Keyboard にあるようにブラウザーを利用してKeychron Launcher で行えます。JIS配列でも表示が崩れることもなく利用できます。
専用のツールが不要で動きを試しながら変更できるのですごく便利。

下記の感じでキーマップを設定しています。

キー設定
CapsLock左Ctrl
右Shift右Shift
fn1+右Shift
fn2+delPause
fn2+HomePrintScreen
ESC半角/全角
fn1+ESCESC

定番のAキーの左に左Ctrlを配置、「半角/全角」、右ShiftとPause、PrintScreenはないと困るのでアサインしました。
主にWindowsノートPCで使うのでWindows用のキーキャップを付けていますが、これMacで使うと良さそうなキーボードです。

最初、こちらの How To Use VIA To Program Your Keyboardをみて Download Firmware and JSON FilesからJSONファイルをダウンロードして、 VIAを利用していましたが、VIAだと一部表示が崩れていたりして、JIS配列向けの利用はイマイチかなという状態でした。
その後、ホームページのNewsから上記記事を見つけ、よく見ると商品紹介ページにもKeychron Launcherへのリンクがあるのを見つけました。

参考URL)

2024年8月4日日曜日

Lexar NM790 with ESXi 8

SSDが全体的に高止まりしてしまっていますが、比較的安価に入手できるLexar NM790がESXi 8で利用できました。
コントローラにMaxio MAP1602Aを利用しているものは、ESXiで認識しそうです。
検証用のデータストアを追加したかったのでコストを抑えられてよかった。
耐久性は暫くしないと分かりませんが…。

経験的にIntel/Solidigm製やPHISON製コンロトーラを使用しているNVMe SSDは、大体利用できるのですが比較的高価なものが多い。
コスパの良いものに使われていることが多いコントローラで利用できるものが分かってよかった。
一年位前、蝉族SSDと話題になっていたとか、当時気づかなかったのが残念。

2024年6月8日土曜日

sdweb-eagle-pnginfo

Stable Diffusionで生成した画像は、Eagleの自動インポートを使って取り込んでいました。
別マシンで利用していることもあり、scpでコピーするのも少し面倒になってきたので調べたところ見つけました。
Eagle APIが提供されているのであるかと思い探しましたがありました。ありがとうございます。

sdweb-eagle-pnginfoをAUTOMATIC1111/stable-diffusion-webuiのExtensionとして導入すると、生成した画像がEagleに転送されます。
連続生成した場合でもEagleで画像、prompt確認ができるためとても便利です。

Save Generation info as AnnotationとModelをタグ付けするように設定して利用しています。

参考URL)

Eagle App

Stable Diffusionで生成した画像の管理にEagleを使っています。
タグやメモなど利用できるので非常に便利で気に入っています。
APIが公開されているので外部ツールと連携が可能なのも良いところです。
当初、動きが軽くて感動しましたが3万ファイル位溜め込んだら、サムネイルの表示が少しもたつく感じになってきました。 (環境:Mac Mini (M1)、メモリ16GB)

使い始めた頃、フォルダーの移動でちょっと戸惑ったのでメモ。
フォルダーの移動は、フォルダーを選択して右クリックで表示されるメニューの「フォルダーの移動」で行います。
「フォルダーの移動」メニューが表示され移動先を選ぶのですが、下図の場合はTier21の上に移動。つまりTier1の中にTier21,Tier22と同階層でTier21の上に移動します。
次の場合は、Tier21の中に移動。Tier31と同階層に移動します。
次の場合は、Tier21の下に移動。Tier21,Tier22と同階層、Tier21とTier22の間に移動します。
どれもフォルダTier21がフォーカスされていますが、「上に移動」の場合は上部にライン、「下に移動」に場合は下部にライン、「中に移動」に場合はTier21全体の色味が変わっています。

当初「上に移動」や「下に移動」しか出来なくて、フォルダの中にどうやって移動するの?と思っていました。
高解像度モニターで文字が小さいからか、マウスの相性なのか、移動先が薄くフォーカスされた状態でクリックしていたようで「中に移動」が出来なくて少しハマりました。
通常フォルダをフォーカスした場合と同じ色味だったので、移動先フォルダの選択でも同じだと思い込んでいたのもあるかもしれません。 気づけば何てことはないのですが。

参考URL)

2024年5月25日土曜日

Stable Diffusion web UI

書店をぶらつきStable Diffusionの入門書を2冊買いました。青っぽいのと黄色っぽいの。
どちらも面白かった。

AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webuiの環境構築をUbuntu 22.04.4にしましたが、サイト記載の手順で特にハマることなく完了しました。

サーバに環境構築した場合の変更点としては、外部接続用のインターフェースをlistenするようにすることくらいでしょうか。
デフォルトでは、ローカルホストをlistenしているため外部からアクセスできません。

ひとまず、下記オプションをwebui-user.shのCOMMANDLINE_ARGSに設定しています。
  • --listen
  • --enable-insecure-extension-access
  • --xformers
--enable-insecure-extension-accessは必要なときだけ指定しても良いかもしれません。
また、--xformersオプションを入れるとメモリ消費量削減と速度向上に効果があります。

しばらくは楽しめそうです。

参考URL)

2024年5月4日土曜日

ubuntu 22.04.4 with GPU passthrough on ESXi 8

画像生成AIで遊んでみたくなったので下記パーツでPC作成、ESXi 8を導入。
  • ASRock B550M Pro4
  • AMD Ryzen 7 5700X
  • Palit NED407S019K9-1043D (GeForce RTX 4070 SUPER Dual 12GB)
内蔵NICがRealtek RTL8111Hチップだったので、NICを増設してESXiセットアップは完了。
久々でvmklinux driverが利用できなくなったのを忘れてて時間を無駄にしました。
#vmware買収で無償版が無くなりホームラボ利用が衰退しそうで寂しい限りです。
#VMUG Advantageは大丈夫だろうか。

さて本題、ESXiでGPUパススルー設定後、ubuntu server 22.04.4 LTSのVM作成しましたが、NVIDIAのドライバインストールでハマりました。
結論、nvidia-driver-nnnでうまくいかない場合は、nvidia-driver-nnn-openを試してみよう。

環境
$ uname -r
5.15.0-105-generic
$ grep -i version /etc/os-release 
VERSION_ID="22.04"
VERSION="22.04.4 LTS (Jammy Jellyfish)"
VERSION_CODENAME=jammy
$
オープンソースドライバーNouveauの確認。
$ lsmod |grep nouveau
nouveau              2306048  0
mxm_wmi                16384  1 nouveau
i2c_algo_bit           16384  1 nouveau
drm_ttm_helper         16384  1 nouveau
ttm                    86016  3 vmwgfx,drm_ttm_helper,nouveau
drm_kms_helper        311296  2 vmwgfx,nouveau
video                  65536  1 nouveau
wmi                    32768  2 mxm_wmi,nouveau
drm                   622592  7 vmwgfx,drm_kms_helper,drm_ttm_helper,ttm,nouvea
$
Nouveau無効化設定とkernel initramfs再構築。
$ cat << EOF | sudo tee /etc/modprobe.d/blacklist-nouveau.conf
blacklist nouveau
options nouveau modeset=0
EOF
$
$ sudo update-initramfs -u
リブートしNouveauドライバーがロードされていないことを確認。
$ lsmod |grep nouveau
$
ドライバーの検索。
$ ubuntu-drivers devices
ERROR:root:aplay command not found
== /sys/devices/pci0000:02/0000:02:05.0 ==
modalias : pci:v000010DEd00002783sv00001569sd0000F302bc03sc00i00
vendor   : NVIDIA Corporation
driver   : nvidia-driver-550-open - distro non-free
driver   : nvidia-driver-550 - distro non-free recommended
driver   : nvidia-driver-550-server-open - distro non-free
driver   : nvidia-driver-550-server - distro non-free
driver   : xserver-xorg-video-nouveau - distro free builtin

== /sys/devices/pci0000:00/0000:00:0f.0 ==
modalias : pci:v000015ADd00000405sv000015ADsd00000405bc03sc00i00
vendor   : VMware
model    : SVGA II Adapter
manual_install: True
driver   : open-vm-tools-desktop - distro free

$ 
recommendedなパッケージをインストールする。
$ sudo apt install nvidia-driver-550
リブート後に確認。
$ lsmod |grep -i nvidia
nvidia_uvm           4648960  0
nvidia_drm             94208  0
nvidia_modeset       1343488  1 nvidia_drm
nvidia              54018048  2 nvidia_uvm,nvidia_modeset
drm_kms_helper        311296  2 vmwgfx,nvidia_drm
drm                   622592  7 vmwgfx,drm_kms_helper,nvidia,nvidia_drm,ttm
$
$ nvidia-smi
No devices were found
$
$ lspci |grep -i nvidia
02:05.0 VGA compatible controller: NVIDIA Corporation AD104 [GeForce RTX 4070 SUPER] (rev a1)
02:05.1 Audio device: NVIDIA Corporation Device 22bc (rev a1)
$
上手くいっていない。
dmesgを見ると下記のメッセージがあり、初期化に失敗しています。
[    3.337870] nvidia-modeset: Loading NVIDIA Kernel Mode Setting Driver for UNIX platforms  550.67  Tue Mar 12 23:29:25 UTC 2024
[    3.339965] [drm] [nvidia-drm] [GPU ID 0x00000205] Loading driver
[    3.346790] ACPI Warning: \_SB.PC08.S6F0._DSM: Argument #4 type mismatch - Found [Buffer], ACPI requires [Package] (20210730/nsarguments-61)
[    5.381856] NVRM: GPU 0000:02:05.0: RmInitAdapter failed! (0x26:0x56:1598)
[    5.382198] NVRM: GPU 0000:02:05.0: rm_init_adapter failed, device minor number 0
[    5.385633] [drm:nv_drm_load [nvidia_drm]] *ERROR* [nvidia-drm] [GPU ID 0x00000205] Failed to allocate NvKmsKapiDevice
[    5.386063] [drm:nv_drm_register_drm_device [nvidia_drm]] *ERROR* [nvidia-drm] [GPU ID 0x00000205] Failed to register device
apt list |grep nvidia-driverで以前のバージョンを確認し、545,535を試してみたがどれも同じ結果となりました。
パッケージ削除は下記を実行すれば良い。
$ sudo apt-get --purge remove nvidia-*
$ sudo apt-get --purge remove libnvidia-*
調べてみると参考URL※1が、同じエラーのようでopen driverを利用すれば良いとのこと。
$ sudo apt install nvidia-driver-550-open
リブート後確認。
$ lsmod |grep -i nvi
nvidia_uvm           4657152  0
nvidia_drm             94208  0
nvidia_modeset       1495040  1 nvidia_drm
nvidia               8577024  2 nvidia_uvm,nvidia_modeset
drm_kms_helper        311296  2 vmwgfx,nvidia_drm
drm                   622592  7 vmwgfx,drm_kms_helper,nvidia,nvidia_drm,ttm
$ nvidia-smi
Fri May  3 21:39:07 2024
+-----------------------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 550.67                 Driver Version: 550.67         CUDA Version: 12.4     |
|-----------------------------------------+------------------------+----------------------+
| GPU  Name                 Persistence-M | Bus-Id          Disp.A | Volatile Uncorr. ECC |
| Fan  Temp   Perf          Pwr:Usage/Cap |           Memory-Usage | GPU-Util  Compute M. |
|                                         |                        |               MIG M. |
|=========================================+========================+======================|
|   0  NVIDIA GeForce RTX 4070 ...    Off |   00000000:02:05.0 Off |                  N/A |
| 30%   41C    P8             15W /  220W |       2MiB /  12282MiB |      0%      Default |
|                                         |                        |                  N/A |
+-----------------------------------------+------------------------+----------------------+

+-----------------------------------------------------------------------------------------+
| Processes:                                                                              |
|  GPU   GI   CI        PID   Type   Process name                              GPU Memory |
|        ID   ID                                                               Usage      |
|=========================================================================================|
|  No running processes found                                                             |
+-----------------------------------------------------------------------------------------+
$
成功。
Ubuntu Server Docs ※2をみると、-server版の方が用途に合っていたかもしれません。

参考URL)

2022年10月30日日曜日

ASRock C236M WS障害


マザーボードの(BIOS/UEFI)バッテリーが弱るとHDDアクセスが不安定になる場合があることを知りました。
電源入れっぱなしのPCでマザーボードのバッテリーが原因で障害になるとは思いませんした。

サーバ運用しているASRock C236M WSにリモートログインが出来なくなり無反応な状態に。
普段外しているディスプレイ、キーボードを接続するも無反応なので、強制電源断で再起動すると取り敢えずログインできるようになりました。

messagesログを見ると下記メッセージの記録後、同じメッセージが定期的に記録され
kernel: ata11.00: exception Emask 0x10 SAct 0xc0 SErr 0x4000000 action 0xe frozen
kernel: ata11.00: irq_stat 0x80000040, connection status changed
kernel: ata11: SError: { DevExch }
kernel: ata11.00: failed command: WRITE FPDMA QUEUED
kernel: ata11.00: cmd 61/08:30:68:d2:b4/00:00:06:00:00/40 tag 6 ncq 4096 out#012         res 50/00:00:00:00:00/00:00:00:00:00/a0 Emask 0x10 (ATA bus error)
kernel: ata11.00: status: { DRDY }
kernel: ata11.00: failed command: WRITE FPDMA QUEUED
kernel: ata11.00: cmd 61/08:38:80:2f:13/00:00:61:00:00/40 tag 7 ncq 4096 out#012         res 50/00:00:00:00:00/00:00:00:00:00/a0 Emask 0x10 (ATA bus error)
kernel: ata11.00: status: { DRDY }
kernel: ata11: hard resetting link
kernel: ata11: SATA link up 6.0 Gbps (SStatus 133 SControl 300)
kernel: ata11.00: configured for UDMA/133
kernel: ata11: EH complete
1時間40分後に下記メッセージの記録を最後にストール状態になったようです。
kernel: ata11.00: exception Emask 0x10 SAct 0x0 SErr 0x4000000 action 0xe frozen
kernel: ata11.00: irq_stat 0x80000040, connection status changed
kernel: ata11: SError: { DevExch }
kernel: ata11.00: failed command: FLUSH CACHE EXT
kernel: ata11.00: cmd ea/00:00:00:00:00/00:00:00:00:00/a0 tag 5#012         res 50/00:00:00:00:00/00:00:00:00:00/a0 Emask 0x10 (ATA bus error)
kernel: ata11.00: status: { DRDY }
kernel: ata11: hard resetting link
kernel: ata11: SATA link up 6.0 Gbps (SStatus 133 SControl 320)
kernel: ata11.00: configured for UDMA/133
kernel: ata11.00: retrying FLUSH 0xea Emask 0x10
kernel: ata11.00: device reported invalid CHS sector 0
kernel: ata11: EH complete
エラーが出ていたata11(起動HDD)のSMART情報を確認するとエラー記録もなく、ディスクとしては問題なさそうな様子。

SATAケーブルがダメになったかな?などと考えながらその他ログなどを確認していると、I/Oエラーのメッセージが表示されシェルでコマンドを実行できなくなり、電源断再起動後にBIOS画面も出ない状態に。
なんどか試すもBIOS画面が表示されたり、されなかったりでOSブートまで辿り着かず。
これはマザーボードのバッテリー交換あるあるかなと思い、バッテリー交換するとGRUB画面まで進み一先ず復旧しました。

不安定な状態で確認作業等をしていたため、ファイルシステムの不整合も起きたようで、/sysrootがマウントできずに起動失敗するようになっていました。

ブート時にシェルモードになり、dmesgで下記メッセージが表示されたので、lvscanでrootボリュームを調べ、xfs_repairを実行したところ失敗。
起動ディスクだから失敗したのかなと、あまり考えずUSBブートイメージを作成してxfs_repairを実行し直しました。
最終的にxfs_repairの-Lオプションを付けて実行したので、USBブートする必要なかったかもしれません。
  :
systemd[1]: Mounting /sysroot...
kernel: SGI XFS with ACLs, security attributes, no debug enabled
kernel: XFS (dm-0): Mounting V5 Filesystem
kernel: XFS (dm-0): Corruption warning: Metadata has LSN (720:28720) ahead or current LSN (720:28592). Please unmount and run xfs_repair (>= v4.3) to resolve.
kernel: XFS (dm-0): log mount/recovery failed: error -22
kernel: XFS (dm-0): log mount failed
mount[526]: mount: wrong fs type, bad option, bad superblock on /dev/mapper/ct-root
mount[526]: missing codepage or helper program, or other error
mount[526]: In some cases useful info is found in syslog - try
mount[526]: dmesg | tail or so.
systemd[1]: sysroot.mount mount process exited, code=exited status=32
systemd[1]: Failed to mount /sysroot.
systemd[1]: Dependency faild for Initrd Root File System.
systemd[1]: Dependency failed for Reload Configuration from the Real Root.
  :
しばらく様子見が必要ですが、マザーボードのバッテリー交換だけで今のところ復旧した感じです。
まさか、起動時だけでなく起動している状態でもマザーボードのバッテリー状態が影響するとは思いませんでした。

ちなみに外したバッテリーの電圧は、無負荷状態では3Vありました。

2022年4月28日木曜日

ScanSnap iX1300購入

ScanSnap iX1300を購入しました。
郵便物や数枚程度の書類の整理に使おうと思っていたのですが、使ってみると面白くて数冊雑誌も裁断してスキャンしてみました。

コンパクトなエントリーモデルなので大量の本のスキャンは向かなそうですが、一度に数冊程度であれば使えそうな感じです。
いわゆる自炊的なことをするつもりはなかったのですが、見返すことはないと思いつつ捨てられずにいる雑誌や本を整理するのもいいかもと興味が出てきました。
もっともカッターでの裁断は手間がかかりすぎなので、自炊するなら裁断機が欲しいところです。

2022年2月1日火曜日

IX2207でBIGLOBEのIPv6オプション接続

中古のIX2207を購入したのでファームウェアを最新に上げ、NECの技術情報サイトにあるサンプルを参考に設定してみました。

接続自体は問題なくできたのですが、IPv4通信(MAP-E)の速度が100Mbps以下になってしまいました。
https://www.speedtest.net/やhttps://fast.com/で下り300~600Mbpsだったものが、平均80Mbpsで良くて100Mbpsと大幅ダウン。

我が家はフレッツ光でBIGLOBEのIPv6オプション回線なのですが、http://www.speed-visualizer.jp/の結果を見ると、IPv6通信のほうは以前と変わらずか若干よくなっている感じでIPv4通信の方だけ劣化したようです。
WiFiルーター二台構成でIPoEとPPPoEを併用していたので、IX2207一台構成にしようと目論んでいたのですが…。

結局、IX2207一台でIPoEとPPPoEの併用はうまく動作しましたが、PPPoE用のWiFiルーターをIX2207に置き換えただけになりました。
チューニング項目もなさそうなので、BIGLOBEとIX2207との相性的な問題なんでしょうか?
ドキュメントを見ると対応しているようですし、特に制限事項も記載がなかったので大丈夫だと思っていたのですが。
中古なのでサポートに聞くわけにもいかず、また他回線もないので調べようがなく残念です。

参考)
UNIVERGE IXシリーズ 技術情報 設定例1 v6プラス(MAP-E方式)の設定 - DHCPv6-PD/IPv6 RA 自動判別

2022年1月29日土曜日

Mac mini購入

Apple M1チップ搭載のMac mini(M1,2020)を購入しました。
Late 2012モデルを利用していましたが、最新のmacOS要件から外れて久しいのでそろそろかなと。 悩んだ末、スペックはメモリ16GB,SSD 512GB,10GbEとし、Touch ID搭載のMagic KeyboardとMagic Mouseも購入。
新型はキータッチがイマイチなような気が…、A1314は気に入っていたので慣れかな。

2021年1月23日土曜日

raidz2のST4000DM004交換

昨年12月にHDDを一台交換したraidz2(ST4000DM004:7台+WD40EZRZ:1台構成)ですが、また一台のHDDでCurrent_Pending_Sector, Offline_Uncorrectableが発生しました。
数日様子見して数値の増加はありませんでしたが、二桁だったので交換することに。
今回も前回と同じくWD40EZRZと入れ替えました。

稼働23,353時間で交換となりました。
今のところST4000DM004の8台中4台が3年未満で故障となっています。
ST3000DM001よりも故障が早いかな?と言う気がします。

2020年12月31日木曜日

Supremicro X11SDV-4C-TP8F購入

X11SDV-4C-TP8Fを購入してしまいました。
今年は家にいる時間が長いからかPCパーツをたくさん買ってしまったなぁ。

TDP 60WのXeon D-2123IT搭載なので省電力を期待していたのですが、結果はいまいちでした。
M2 SSDを一枚、メモリ32GBx2搭載状態で電源OFF時で16W、電源ON後15分程度経過した状態56Wという感じです。
BMCで15Wも消費しています。ASRock Rack X470D4UではBMC消費電力が3.5W程度だったのでかなり大食いな印象です。

X470D4U, X570M Pro4と同様にESXi6.7をインストール後省電力設定、BIOSでも省電力設定を行い、PCIeボード2枚とHDDを8台追加した構成のアイドル状態で80W程度となりました。X470D4U, X570M Pro4では上記に10G NIC(PCIe)を追加した構成で60W程度まで設定できていたので20Wの差です。
BMCの消費電力差12.5Wを引くと7.5W、10Gポートが2つ、SATAポートが4つ増えているのでこんなものかなと言う気がしなくも無いですが…。 普段停止しておくにしても待機状態で16W消費とかもったいない感じがします。
BIOSでもう少し設定詰められると良いのですが。

2020年12月28日月曜日

raidz2のST4000DM004をWD40EZRZに交換

今年6月にHDD二台が故障したraidz2(ST4000DM004の8台構成)ですが、scrubを実行したところread failとなるHDDが二台出てしまいました。
うち一台は一時的なものだったようですが、他方は下記の感じでCurrent_Pending_Sector, Offline_Uncorrectableが3桁台に…。 8台中3台が3年未満で故障とは。
# smartctl -A /dev/sdf
smartctl 7.0 2018-12-30 r4883 [x86_64-linux-3.10.0-1160.6.1.el7.x86_64] (local build)
Copyright (C) 2002-18, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF READ SMART DATA SECTION ===
SMART Attributes Data Structure revision number: 10
Vendor Specific SMART Attributes with Thresholds:
ID# ATTRIBUTE_NAME          FLAG     VALUE WORST THRESH TYPE      UPDATED  WHEN_FAILED RAW_VALUE
  1 Raw_Read_Error_Rate     0x000f   059   055   006    Pre-fail  Always       -       10386248
  3 Spin_Up_Time            0x0003   096   096   000    Pre-fail  Always       -       0
  4 Start_Stop_Count        0x0032   100   100   020    Old_age   Always       -       96
  5 Reallocated_Sector_Ct   0x0033   100   100   010    Pre-fail  Always       -       0
  7 Seek_Error_Rate         0x000f   087   060   045    Pre-fail  Always       -       513462226
  9 Power_On_Hours          0x0032   075   075   000    Old_age   Always       -       22634 (210 239 0)
 10 Spin_Retry_Count        0x0013   100   100   097    Pre-fail  Always       -       0
 12 Power_Cycle_Count       0x0032   100   100   020    Old_age   Always       -       96
183 Runtime_Bad_Block       0x0032   099   099   000    Old_age   Always       -       1
184 End-to-End_Error        0x0032   100   100   099    Old_age   Always       -       0
187 Reported_Uncorrect      0x0032   088   088   000    Old_age   Always       -       12
188 Command_Timeout         0x0032   100   099   000    Old_age   Always       -       2 3 3
189 High_Fly_Writes         0x003a   100   100   000    Old_age   Always       -       0
190 Airflow_Temperature_Cel 0x0022   068   045   040    Old_age   Always       -       32 (Min/Max 27/45)
191 G-Sense_Error_Rate      0x0032   100   100   000    Old_age   Always       -       0
192 Power-Off_Retract_Count 0x0032   100   100   000    Old_age   Always       -       935
193 Load_Cycle_Count        0x0032   099   099   000    Old_age   Always       -       2628
194 Temperature_Celsius     0x0022   032   055   000    Old_age   Always       -       32 (0 20 0 0 0)
195 Hardware_ECC_Recovered  0x001a   070   064   000    Old_age   Always       -       10386248
197 Current_Pending_Sector  0x0012   098   098   000    Old_age   Always       -       720
198 Offline_Uncorrectable   0x0010   098   098   000    Old_age   Offline      -       720
199 UDMA_CRC_Error_Count    0x003e   200   200   000    Old_age   Always       -       0
240 Head_Flying_Hours       0x0000   100   253   000    Old_age   Offline      -       21826h+07m+03.803s
241 Total_LBAs_Written      0x0000   100   253   000    Old_age   Offline      -       14648100184
242 Total_LBAs_Read         0x0000   100   253   000    Old_age   Offline      -       28880173058
longtestでもエラーとなり、smartdもsyslogにメッセージを出すようになったので交換しました。
Reallocated_Sector_Ctが0のままなんですが、こう言うものなんでしょうか。
SMARTの情報ってイマイチ見方が分からないんですよね。

さて、前回交換時は多重障害になってしまいましたがresilverに数日かかったので、今回はCMRのものを試そうとWD40EZRZに変えてみました。
たまたまセール中にあたりST4000DM004より安く買えたのでお財布にも優しくラッキーでした。

で、resilverにかかった時間ですが、17時間弱で完了しました。
私の用途ではST4000DM004でも普段使っている時は全く問題ないんですけど、resilverなど長時間書き込みが発生すると影響が出てしまうような感じです。
大容量で安いCMRのHDDって無いんですよね。
# zpool status
  pool: tank
 state: ONLINE
  scan: resilvered 3.27T in 0 days 16:47:29 with 0 errors on Sun Dec 27 03:04:23 2020
config:

        NAME                                                STATE     READ WRITE CKSUM
        tank                                                ONLINE       0     0     0
          raidz2-0                                          ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_aaaaaaaa-part1           ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_bbbbbbbb-part1           ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_cccccccc-part1           ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_dddddddd-part1           ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_eeeeeeee-part1           ONLINE       0     0     0
            ata-WDC_WD40EZRZ-22GXCB0_WD-ffffffffffff-part1  ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_gggggggg-part1           ONLINE       0     0     0
            ata-ST4000DM004-2CV104_hhhhhhhh-part1           ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors

2020年12月5日土曜日

送信者アドレスで接続先MTAを変更してSMTPSとSMTP認証を使用する

いくつかのISPのメールアドレスを利用しているのですが、受信はISPの転送設定を利用してVPSのMTAに集め、送信はISPのメールサーバを利用せずにVPSのMTAを経由させて直接配送していました。

MUAでFromアドレス毎にISPのメールサーバを指定するのが面倒なので、このように利用していたのですがDMARCも普及してきているようなので正しくISPのメールサーバを経由させるように設定変更することにしました。

まあ、なりすましメールと同じなので仕方ないですが、SPFの認証結果は気にはなっていたけど面倒なので長年放置していたと言う感じです。
ちなみに独自ドメインについては一応SPF設定はしてありますが、こちらのアドレスでメールを送信することはほとんどありません。

前置きが長くなりましたが、環境と条件は下記になります。
  • CentOS 8.2
  • postfix 3.3.1
  • Envelope FromがISPのメールアドレスの場合は、ISPのメールサーバを経由する。
  • 上記以外のメールアドレスの場合は、直接配送する。
  • ISPのメールサーバは、SMTP over SSLで認証(SMTP Auth)ありとする。
まずは、/etc/postfix/main.cfに下記の設定を追加します。
sender_dependent_default_transport_maps = hash:/etc/postfix/sender_dependent_transport
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/password_maps
smtp_sasl_security_options = noanonymous
クライアントサイドのSMTP Auth有効化と、送信者アドレスによるtranspot mapの定義を行っています。
次にsmtp_sasl_password_mapsに指定した/etc/postfix/password_mapsを下記の形式で記述します。
[ISPメールサーバ]:ポート  アカウント名:パスワード
ファイルの作成後、postmapコマンドでハッシュファイルを作成します。
password_maps, password_maps.dbはプレーンなパスワード情報を含むため、rootのみ参照可能に設定します。
例えば、下記のようになります。
# cd /etc/postfix
# cat password_maps
[mail.example1.com]:465   foo@example1.com:password1
[mail.example2.com]:465   var@example2.com:password2
#
# postmap hash:password_maps
# chmod og-rxw password_maps*
sender_dependent_default_transport_mapsに設定した/etc/postfix/sender_dependent_transportは下記の形式で記述します。
メールアドレス  relay-smtps:[ISPメールサーバ]:ポート
こちらもファイルの作成後、postmapコマンドでハッシュファイルを作成します。
例えば、下記のようになります。
# cat sender_dependent_transport
foo@example1.com  relay-smtps:[mail.example1.com]:465
var@example2.com  relay-smtps:[mail.example2.com]:465
#
# postmap hash:sender_dependent_transport
relay-smtpsサービスを指定しているのがポイントになります。
次に/etc/postfix/master.cfに下記のようにrelay-smtpsサービスを追加します。
relay-smtps unix  -     -       n       -       -       smtp
        -o smtp_tls_security_level=encrypt
        -o smtp_tls_wrappermode=yes
設定後、postfixを再起動すれば完了です。
これで通常は適宜STARTTLSを使用し直接配送、設定したメールアドレスの場合はSMTPS(SMTP over SSL)を使用し各ISP経由で配送するようになります。

最後にsyslogに下記のメッセージを出し認証に失敗する場合は、SMTP Authの認証メカニズムが不足しているのでSASLのパッケージを追加します。
warning: SASL authentication failure: No worthy mechs found
恐らくcyrus-sasl-md5, cyrus-sasl-plainパッケージをインストールすれば解決するはずです。
認証アルゴリズムは、CRAM-MD5, DIGEST-MD5, PLAINがあれば問題ないかと思います。

参考)
Postfix Configuration Parameters: sender_dependent_default_transport_maps
Postfix TLS Support: Sending only mail for a specific destination via SMTPS